雑の食

面白かった事気付いた事昔の事

人情~~~!!!!!!!!!!!!!!!

昔の話です。

あれは僕が4歳?5歳?くらいの時の話で、当時僕はよく近くの公園にお気に入りのドラえもんビニールポーチを持って遊びに行ってた滅茶苦茶プリティなピュアボーイだったんですね。

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こんなの。もっとでかかったかもしれん

で、当時の僕はこのスケスケバッグの中に直で小銭を入れて持ち歩いており

危機管理のなさSS+のヒト息子だったんですね。

 

そこの公園には当時数十円で買えるあのカップの自販機みたいな奴があって、ガキの小遣い?というかお駄賃の金額的にはそこでたまにカップのカルピスを買うのが何よりも楽しみでした。というか十分贅沢だよね。

 

あの当時って自分で買い物をする、見たいな事が何よりうおお~!って感じだったしなんでも嬉しかったんかもしれないですね。

 

そこで、その公園の前に奴が来たんですよ。

「わぁらぁびぃ~~~~~~もちぃ~~~~~~~~~~~~」

 

ゲッキアチィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ガキはわらび餅の宣伝のアレが大好き!

僕もガキだったのでわらび餅の車に向かって走っていき、おじさんがそれに気づいて停車。

車の後ろのドアを開けると、お品書きが上から垂れ「わらび餅 小 中 大」

とサイズ順に金額が書いてありました。(あった気がする)

今ではもう出せない100%のハチャメチャな笑顔でわらび餅を買おうとした僕だったのだが────────────────────────

 

 

自分で買い物+わらび餅カーという非日常感に陶酔していた僕は気づかなかったんですね。

普通にお金が足りないことに。

そもそも70円か90円かなんかのカルピスをたまの贅沢にしてる奴が150円のわらび餅を買えるわけがないんですよ。

そんでおじさんに「小のわらび餅ください!」と言った後にそれに気づく阿呆ガキに対しておじさんは「…いくらある?」と聞いてきたんですね。

 

僕「50円しかない…」

おじさん「よっしゃ、50円分のわらび餅あげる!」

僕「ありがとうございます!!!」

 

当時からちゃんとお礼は言えた子なんですね。偉いね~!

 

そんでおじさんはどう見ても50円の量じゃないわらび餅をパックに詰めてくれました。

人生で多分トップクラスにやさしくされた思い出なのでかなり鮮明に覚えています。「雑の食」、いい思い出を書くこともあるんですね。

 

 

…書いてる最中に思い出したのですが

 

pokioiskitsui.hatenablog.com

 

そういえば3年前に書いたこの記事の前日譚ですね。

こっから親に叱られてこのポーチを持ち歩かなくなりました。

 

終わり。