雑の食

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『ナラの世界へ 子猫とふたり旅 自転車で世界一周』を読んだだろ!

読んだ。

せっかくなので、今後読んだ本を簡単な感想で良いので書いていこうと思います。

このままだとこのブログは

タイトル:○○XXXだろ!

 

XXX。

 

終わり。

 

のテンプレですべてが終わるクソブログになってしまいます。

それだと非常に困るので感想を書くってわけ。

書くとこ見てて

 

今回読んだ本はこれです

 

 

あらすじ

スコットランドのダンバーという町から自転車で旅立ったディーンくんは

山中で猫を拾ったら可愛くなってきたので、自転車旅に連れ歩いてインスタ映えしたら

めちゃくちゃbuzzちゃったかして色々あった中の旅の道程の話

 

感想

まずディーンくん(筆者)滅茶苦茶ヤカラなんですよね。

普通に外国の人はそうなのかもしれないけど日本!陰キャ!オタク!の終わりコンボから見ると破茶滅茶にヤカラ

そもそもこの旅はディーンくんも内面的に成長していく(ディーンくんの主観)話ではあるのですが、旅立つ前の過去の話とかもちょいちょい書かれていて

音楽フェスにマリファナとエクスタシー(覚醒剤みたいな奴)を会場に予め隠しておこうぜ!と企んだり毎夜パーティをして騒いだりと、もうあっちの陽気な兄ちゃんのお手本なんですね。

 

で、そんなディーンくんの文章や当時の心境などを読んでいてある種の確信を持ったことがあって、「陽気なお調子者」って内心どっか繊細なんですよね。

本書の一文を引用すると

一度でもクラスのお調子者になったら、もう変われないんだ。

ここでお調子者にもお調子者なりに思うところがある様子がわかるんですけど

身近にもそんな感じの奴がいたのでいかついヒゲもじゃのマッスル兄ちゃんがふと近いものに感じられた気がしました。

 

こういった旅行記・紀行物の当たりはずれって個人的に「どれだけ旅人(筆者)と気持ち(価値観)が一致しているか」に寄ると思っていて、今回はそれが上手いこと嚙み合ったのでこのクソブログが久々にまともな文章を書いてもらってるんだと思います。

まぁ噛み合った云々も読んだ僕の勝手な受け取り方ですけどそれでいいんです。

いや、結構この価値観の一致不一致って、本を読む中で結構大事で例えばの話、この本のように動物の話がメインで出てくる中で筆者の考えが

「猫や犬の動物たちは何より大事だ!保護すべきだ!その中で人間がどうなろうが知ったことではない」

みたいなスタンスだともうイカれクソバカのゴミ日記に代わるんですけど

「全部救うのは無理だけどやれる範囲でやれるのは良いし、それを行えるだけの力(影響力・発信力)を手に入れたのは楽しい」

…こいつ素直やんと思いました。そう言う所で気に入ったわけですね。

ぶっちゃけ旅行記だけじゃないよね、普通の漫画とかでもそんなんです。

なんか良いこと言おうとしたらよくわからなくなってきたので別の話をします。

 

章の合間合間にディーンくんの相棒である猫、”ナラ”とディーンくんの写真が貼ってあるのが可愛かったね。

猫とか犬とかを連れて旅をするのは主にシモの世話が滅茶苦茶大変そうなので僕は嫌なのですが、じゃあ人と旅をしたいかと言われたらNOなんですよね。まぁ行く相手もいませんが。

旅の最初、数ページの間だけディーンくんは地元のダチ公と旅をしてるんですけど、お互い足を引っ張りあってダチ公は帰ってしまうんですね。

これ僕も似たような思い出が何個かあって、基本的に旅行って一人の方が楽しい派なんですよ。ディーンくんは別にそういうわけじゃないだろうけど。

「あ!コーヒー飲みたいしあの喫茶店入ろうかな」

となったときに頭の中に巡るのって

・こいつは要らないかもなぁ

・ちょっと高いし要らないっていうかもなぁ

・目的地でもないし、名所でもないし無駄時間だと思われるかもなぁ

とか色々あるわけで、基本的に我儘・自己中心的に旅行を楽しみたいのでこういう事を思う時点で一人旅の方が向いているんですね。そもそも行く相手がいませんが。

僕は旅行中ガンガン休憩を入れるし普通に行きたくなくなったらホテルに戻るしで、完全に団体行動向けじゃないんですけど旅行ってそれでいいんだと思います。

また何を言いたいかわからなくなってきたので終わるか。

 

俺も旅して~~~~~

 

終わり。