読んだ。
これです。
最近やたらとTwitterの広告で見かけるので気になって買ってみたんですけど
Twitterに広告として載ってるシーンが序盤の序盤なんですけど、絵柄が今とかなり違うので全く気づきませんでした。
違いは自分で読め!甘えるな!
そういうのが一番嫌いだね俺は
あらすじ
高校生の叶太輔(かのう・たいすけ)は、親代わりの姉・陽子(ようこ)と二人暮らし。親友の広瀬雄一(ひろせ・ゆういち)をイジメから救い、幼なじみの落合恵(おちあい・めぐみ)とはケンカばかり。そんな平穏な毎日が、突如沸き起こった全世界規模の集団自殺騒動“悪夢の1週間”を契機に、音もなく崩れはじめた! 学校の屋上で起こった4人の惨殺事件。犯人は広瀬? 警察の勾留が解かれ学校に戻ってきた広瀬は、まるで別人となっていた――。生と死をわかつものは何? 話題の超能力SFストーリー!!
つまりのところ能力バトルです。
感想
まず初めに、この漫画は能力バトル漫画ではあるんですけど異例というか何というか。
主人公があんまり能力を使うことがないんですよね。序盤はちょいちょい使うけど。
とあるの上条当麻とか、サイケまたしてものサイケのような限定的かつ能動的な攻撃ができないタイプというわけでもなく、割とポピュラーっちゃポピュラーな普通に炎系の能力者(ちょっと違うが)なんですけど、基本的に使わないのが珍しいなぁと感じました。
ストーリー展開というか人物の関係性とかはAKIRAとか寄生獣に似たような感じで、『自殺ウイルス』という奴に感染して大多数は自殺をする、そして少数の人間は死なずに能力に目覚め、親友の広瀬くんは主人公の叶くんへの色々な劣等感から暴走・悪堕ちする…
こういうタイプの話でこういう劣等感で悪堕ちする奴には大体悲しい過去やそういった凶行に至る理由があったりするんですけど全く共感ができないんですよね。(作中でも共感はされてなかった)
他作品を貶すのは気が引けるんですけど、僕のヒーローアカデミアで言うと、ヴィラン連合周りの悲しい過去が…展開があんまり好きじゃないです。それ以上に悪いことをしているので…
で、まぁ主人公は遠くへ行った親友を信じてもう一度話をする為に旅に出るんですけど、こういう旅パートって好きなんですよね。ワクワクする。
あとやっぱ僕は負けヒロイン?が好きになるんだなぁと感じたのは楠奈美ちゃんの存在です。
主人公の能力とは反対に氷系の能力者なんですけど
序盤は弟を炎系の能力者に焼き殺されて復讐に狂ってて、そいつと同じ炎系である主人公をブチ殺そうとするんですけど、それは置いといて可愛いんですよね。
何というか、あんまり一緒にいない所謂お姫様ポジのキャラよりずっと一緒に戦ってきた女性キャラの方が好きになるもんじゃないですか?
DQ8でもゼシカの方が好きだしDQ11もマルティナやベロニカやセーニャのほうが好きです。エマの魅力がなぁ…
あとノラガミと同じで高~大学生+ショタガキ+女子中高生の組み合わせがレギュラーでいいなと。
書きやすいのかも知れないですね。
ノラガミで言うと普通に正妻である所の壱岐ひよりちゃんが好きなので負けヒロイン好き一辺倒と言うわけでもないのですが。
藤田和日郎作品とまでは行かないけど、悪人が報いをしっかり受ける(まぁ洗脳されてたりはするのもある)という印象を受けたんでそこも個人的に+ポイントではあるんですけど、割とあっさりと罰が下ります。
そんなあっさり殺していいんか?と言う位悪行やヘイトを貯めていたキャラも居るには居るのですがまぁまぁまぁ。
何よりも絵の進化がすごい…最終巻あたりはもうノラガミに近いんだけど序盤は序盤でかわいい。すごいぜあだちとか先生。
原作の河島正先生が連載終了後にがんで亡くなっているらしいので、制作中止になったアニメ化計画も復活することはないんだろうかなぁ…
結構好きな作品でした。
終わり。