小学生の頃の話です。
ある時、海外に行く機会があり旅行先で1日アクティビティツアー?みたいなのに行った時の話です。
まぁもう大昔なのでそのツアーの詳細とかはそんな覚えてないんで割愛しますが、基本的に移動時間とか暇な時間は”陰”の性質(たち)が強すぎる幼少期の僕はDSでゲームをしていたんですね。
で、時間は夕飯の時刻になり、確かゴンドラみたいなのに乗って移動してたんですけど
そこで特にこれまで話してもなかったツアーのガイド的な若い男女に声をかけられたんですね。
男性ガイドは日本語が結構喋れる外人(現地人なのかな?)で
女性は確か学生からこっちになんらか活動しに来てた日本人でした。
恐らく、こういうツアーだというのに陰気なので楽しめず、DSをして時間を無為に過ごす悲しい子供だと思ったので声をかけてきたのでしょう。(普通に楽しかった)
「ねぇ、君の名前はなんていうの?」
男の方が名前を聞いてきたので答えると次は女が話しかけてきました。
「岐阜から来たんだよね?私出身三重なんだよ!」
…正直、大人になった今なら「近いですねぇ!三重のどの辺ですか?」とか言えるんですけど、小学生の頃って隣の県っていうか県外は全部バチボコに遠いという印象しかないんで
「なんで三重であることをそんなに強調する…?」としか思えなかったんですよね。
そんな感じで陰気なガキに気を遣った大人と、気を遣った大人に気を遣ったガキの無の会話を交わしながらレストランへ。
中に入ると男の方が急に滅茶苦茶にでかい声で
「〇〇!君はこっちに友達はいるの!?」
こっちどころか母国(ふるさと)にもいないねえ。
なんなんだ…?と思っている内に彼は更にどでけぇ声で僕の手をつかんで叫びました。
「いない!?じゃあ僕らは今日から友達だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
泣いちゃう