雑の食

面白かった事気付いた事昔の事

電脳排便姫と騎士に救われた話

昔中学生時代、ネットゲームに少しだけハマっていた時の話です。

当時の僕がする事と言えば、同級生とベストプレイスでたむろするか、家に帰りTVゲーム、カラオケに行くくらいのごく普通の娯楽しか無く(中学生なので当たり前ですが)、少し娯楽に飢えていたんですね。

そんな中、ある日ネットで見つけたオンラインゲームが何故か僕の琴線に触れ、あれよあれよと言う間にドハマりしてしまいました。

 

はっきり言って面白いとは世辞でも言えないゲーム性、当時から見ても一昔前のMMO、ですがそのゲームは日本人が多くプレイしている日本のサーバーではなく海外の人達が多く居て、まともな日本語ローカライズもされていない海外のオンラインゲームだったんですね。

学校と言う物はそういうモノなのですが、毎日同じ人間と顔を合わせ、数十人で長時間授業を受け、同じ時間に行って同じ時間に帰る。そんな無味乾燥な日常に外国人との触れ合いは非常に刺激的なものでした。

そのゲームがやりたい余り学校を仮病で休み数日プレイする等した程に。

学校から帰ってくるか、朝起きてすぐにPCを開き、面白いとは思えない採集、戦闘に出かけて日本人とチャットをしたり、翻訳にかけながら外国人と話す、時には(毎日)外国人に日本人だという理由で付け狙われ〇されたりと楽しんで、それが日常となり始めた日の事。

 

戦闘が起こらないセーフゾーン、町では日本人プレイヤーが集まるエリアと外国人が集まっているエリアがあり、僕もその日本人エリアに向かうと、

所謂姫プレイをしてる女性プレイヤーのNさん(ネカマかもしれない)と

Nさんが居ないとPTに入ろうともせず、他の人がNさんと話そうとすると口が悪くなる所謂騎士であるKさん、後は数人の男性プレイヤーの複数人が話をしている所に合流して話に加わります。

話しているうちに、Nさんが「トイレ言ってくる(#^^#)」とチャットを打つと、Kさんが「Nはすぐうんちするなぁ」と言いだし、何故かその会話がヒートアップしていきました。

K「Nのうんちは俺だけのものだろ!うんちする時は俺以外には言うな!!!!」

「Nさんはお前の彼女じゃないだろ!!!」

 

なんだこれは…と、俺はこんな奴らが居るようなしょうもない世界で楽しんでいたのか?とこの争いを見て心底がっかりしました。今思うとそんな奴しか居ないのは当然なんですけど。

もう学校を仮病で休みこんなゲームに費やすのはやめよう…、自分が恥ずかしい…と次の日から僕がそのゲームにインする事は無くなり、また無味乾燥、いや、素晴らしい日常に戻ることが出来ました。

でも今になると、その場面に出会ってなかったらまだオンラインゲーム続けてたかもしれない、他のオンラインゲームにずぶずぶになってダメになってたのかもしれない、あの人達は俺を戻す為にあんな事をしたのかもしれない…と思いました。

 

そんなわけがないですね。オンラインゲームにドップリ浸かったオタクに真人間が居る訳が無いんだよね。

反省しろ!オタク!

 

終わり