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背伸びのカプセルホテル【昔話シリーズ】

皆さん、背伸びしてちょっと普段やらない事してみようかな〜っと学生の頃思ったことはありませんか?僕はあります。

今回はそんな話で、中学生の頃の話です。

ある日同級生達(S.T.Fとします)とカラオケに行く!という話になり土曜日に集まってカラオケに行ったんですね。

そしてこの後Sの家に泊まりに行こう!という流れになり、カラオケも終わりSの家に向かい始めました。

すると、Sが「母ちゃんに家の鍵閉められちまった!」と全く意味のわからない叫びをしたんですね。とどのつまり「泊まりに来るな」と言うことです。

と、なればもう解散するかと言うところで悪魔的提案をしてきたのはFです。

「カラオケでオールしようぜ!」

その提案の下にカラオケに4人で向かい明日までのフリータイムを頼むと店員から

「生年月日と自分の生まれ干支の前年の干支を言ってください」と言われたんですね。なんと年齢確認です。カラオケって深夜は未成年ダメなのかよ!となりました。

Sはバカなのでえーっと、20歳だとしたら…と口に出したので負けました。凄いですねしかしルールは守るしかねえ!という事で引き下がり店を出ます。

そして僕は終電の時間が近づいてる事に気付き、泊まれねえんなら帰るしかねえやなと帰ろうとすると再び悪魔的提案をしてきたのはTです。

「金貸すからカプセルホテル泊まらない?」

 

とりあえず各自親に電話をすると、各親御さんがいうのは「みんな親御さんに許可は貰ったの?」という懸念です。

それはこっちとしても徹底し確認し、Tからお金を借りる旨も話してカプセルホテルへ入りました。

まぁ、大浴場があり、なんやかんやで普通のカプセルホテルです。フリースペースで軽く雑談して就寝しチェックアウトをしました。

ここで大事件が起きたんですね。

Tの自転車が盗まれて居たんです!

そしてTはお金がないので最寄り駅まで歩いて帰ると言うしお金を借りたのもあるので徒歩に付き合ったんですね。

すると、カプセルホテルから5駅分ほど離れた駅に捨てられて居ました。どんな奇跡だ。

そしてTが学校の近くの駅の自転車置き場まで行って置きたいというので果てしない距離をチャリの横で歩いて帰りました。

 

次の日の月曜、登校すると生徒指導室に呼ばれました。

何故呼ばれたのかさっぱりわからず、カラオケの店員が結局カラオケは使ってないのに学校に通報したのか?くらいに思って指導室に行くと担任が青筋を浮かべてマジギレの顔で待っており、こう言いました。

「お前、無断外泊の上Tにカツアゲしたって本当か?」

????????????????????????????????????????????????????

ハァ!?ってお手本みたいな発音で出たのを覚えてるんですけどマジでハァ!?なんですよね。

金を貸すというので借りたという事、無断では無く親に連絡はした事を話すと他の2人、SとFが別室で同じ供述をしているので信じてもらえたのですが何故そんな話になったかと聞くと

「Tが親に連絡をしておらず、親に問い詰められて親が学校に連絡をしてきた」

と言うのです。

オイオイオイ、なんで親から俺らを庇わねぇんだ!?なんで親に俺らを売ったんだ!?お前がカツアゲされたと言ったのか!?当時はそんな気持ちになりましたが今はわかります。

自分の肉親と敵対するよりかは赤の他人で特に仲良くもない奴を犠牲にした方がアドだし正しいからなんですよ。

T、お前中学生で真理に辿り着いたのかよ!

みなさん、家族は大事にしてください、それがこの世の真実だぜ!僕はそれを知ったので名探偵コナンになりました。

終わり