こんにちは。
ポケモン図鑑も完成!と言う事で厳選をジックリコトコト始めて行こうと思っています。
んで、その前に感想とかを自分の中でまとめたいなぁと言う事で記事にします。
こっから先、ネタバレあるぜ!
全体評価
switchの本編作品としては初めてだった今作だけど、やっぱ全体的に綺麗だし面白いか面白くないかで言うと面白いです。
ただ、便利になった機能とか良くなった所が結構あるんですけど、それと同じくらい悪い部分が目立っちゃってる感じがあって
「ポケモンだからやる」けどポケモンじゃなかったら多分やんないかなって思います。やっても途中で投げてると思うんだよね。
まぁどこが良くてどこがダメだったのか、各項目で書いていきましょう。
ストーリー
プレイヤーをどういう方向でやらせたいか、どう話を持って行きたいかは分かるんです。そこは明確。
熱い所は熱いし面白い。
ただ、何と言うのかわからないんですけど「掘り下げなさすぎ」るんですかね。
感じとしては初代に近いんだけど初代に余計な設定を付与したのにそれを語らない。みたいな感じ。
例えば初代は、旅に出て、リーグを目指して、ジムリーダーやライバルと戦い成長しながら、道すがら悪の組織も倒す。
非常にあっさりしていて簡潔なんですよね。これはこれ。
で、今作ってなんか全てがぼんやりしてると言うか、「何か味付けはされてるんだけど薄い」みたいな状態なんです。
今回の流れはこんな感じ。
チャンピオンにポケモンを貰って旅に出る、ライバルと切磋琢磨し、ジムチャレンジをこなして、決勝トーナメントに出て、急に悪い奴らを倒す。
まぁあんまり変わらないんですけど1つ1つが違うんですよ。
まず旅。これはそもそものポケモンのテーマ?というか味な訳なんですけど、「旅感一切なし」。
コレがどういう事かと言うと、どの町に行っても一緒に知り合いが着いてきてたり先に着いていて、一緒に行動することが多いから1人旅って感じしないんですよ。んで大体知り合いの言われるままに進めて話が淡々と進む。
多分これって今の子供への配慮なのかもな、とも思ったんですよね。
僕の周りにいる小さい子供達って基本的にポケモンとかの話を読まなくて、Youtubeとかの攻略とかを見ながら進めていて
「話を聞いて次の目的地を理解する」って能力が滅茶苦茶低いんですよ。と言うよりその行為への楽しさが分からないんですかね。
一部だけだとはわかってるんですけどね。主語が大きい。
で、町に着いたら知り合いが居て、走って案内をしてくれる、目的地にライバルや知り合いが立っていて、話しかけるとストーリーが進む。なんだこれ介護されてるじゃん。俺を馬鹿にしてるのか?
そしてガラルリーグ委員長ローズ、普通に怪しい部分は匂わせていたものの説明不足な上にいきなり悪役になる。これ良くないと思います。
散々するべきことはすぐにしたくなる性格?とかは描写されていましたが
1000年後のエネルギー問題を解決したい
↓
その為にリーグ決勝戦を止めて明日ダンデ君協力してね
↓
ダンデ「みんなも俺も楽しみにしてたんだから嫌だが…明後日にしてくれ」
↓
ローズ「ダンデくんが断ったからエネルギーを回収しようとしてたムゲンダイナが暴れてるぜ~!あ~あ!」
…
まずローズがマジの悪人だったのか、そんな事は無いと思うんですね。
ただ疑問が
・なんで明後日じゃないとダメだったのか
・明日暴走する!にしてもダンデにそれを説明したのか
・ガラルの為にやってんのにガラル地方危険にしてどうする
ガラルを変えるものになりたい!みたいな事言ってたので英雄視だろうが悪名だろうが目立てばいいや見たいな気持ちになったんですかね。
何にしても説明不足だとは思いました。
全体的には面白かったですよ。
ライバル
で次はライバルなんですけど今回はライバルが3人います。
本ライバルは1人ですけどね。
同じ町から旅立った ホップ
病的やさぐれイキリ ビート
お前何? マリィ
この三人です。
今作のチャンピオン、ダンデとこのホップは兄弟の関係で主人公とホップはダンデにポケモンを貰って旅立ちます。
この地方ではジム巡りをする際は推薦状が必要らしく、ダンデに推薦状を書いて貰うんですけどこれがまたしょ~もない。
「あのチャンピオンが推薦したのか」「お前の事、注目してるぜ。」
「ダンデが推薦したんだろ?」
こればっか言われます。なろうかよ。
まぁそれは置いといて、そんな強いチャンピオンの兄に憧れるホップ、めんどくさいんです。正直。
・根明キャラに見えてメンタルが弱い(ストーリーでも3回くらいメンタルやられてる)
・戦闘で弱点を突いたりすると毎回のようにカットインが入る
・バカ
馬鹿なのはいいんです。
まず1つ目のメンタルが弱い所、ここも薄味ポイントなんですよ。
他のライバルに負けたり、主人公がどんどん強くなるのに自分は勝てないとかでウジウジするんですけど、正直その描写見せられてもしょうがないんですよね。
結局ストーリーでやったことは「挫折して主人公と真剣勝負!吹っ切れた!挫折卑屈になる急に吹っ切れる博士の助手になる」
いらねぇ~兄貴をぶっ倒す!憧れじゃなくて超えるんだ!とは口では言ってるんですけどそうかなぁという感じ。
2つ目。戦闘でのカットイン。
もうこれマジでテンポが悪いんで少しイラっとしました。
戦闘が始まって弱点を突くと「タイプ相性がわかるのかよ」
「お前ならそうするってわかってたぜ!」とか毎回言われます。めんどい。
まぁでも基本的には根明だし良い奴なんでいいライバルだなとは思いました。
2人目のライバル、ビート。
滅茶苦茶態度がデカく、自信に満ち満ちてる嫌なガキなんですけど
施設で暮らしていてガラルリーグの委員長をしてるローズ委員長に気に入られてポケモンバトルを覚えて委員長滅茶苦茶大好きで少し病的な奴だったんです。
で、物語中盤奇行でジムチャレンジを落とされるんですけど
そっからフェアリータイプのジムリーダーになって、少し謙虚さを覚えて委員長の為ではなく自分の信念を持つトレーナーになりました。
急すぎてなんで?ってなったけど面白かったからまぁ、良いです。
急すぎるし掘り下げが無い事を今回はマジでしすぎ。
で、マリィ。お前だよ。
今回所謂「悪の組織」ポジションが「エール団」と言う組織で、このマリィを応援するための厄介サポーター。それだけ。いやめっちゃ可愛いんですけどね。
マリィ本人はただの方言女子。う~ん。可愛いので良いんですけど。
「この人たち私の為にこう言うことするのごめんね」みたいな事を一応言うんですけど、ストーリーで明確にキレてるのが1回しかない。
まぁそれはともかく最終的にはこのエール団が主人公の応援をしはじめる。もう、ほんとにう~んって感じ。薄い。可愛いから良いぜ。
ジムリーダー
個性派ぞろいで、いろんな場所で顔を合わせたりリーグカードと言う物で設定をある程度深く見れたり出来る事と
ジムリーダーに挑むために色んな形式のミッションをクリアするのもいいなと思います。
てかあの謎構造やギミックを毎回配置してる説得力が出る。
ジムリーダーは1人を除いてキョダイマックスをラスト一匹で使用してくるんですけど、それもBGMも含めて熱いのでここは文句は無いです。
今作のジム戦はとにかく熱いです。自分が実際にジム戦をしている臨場感、マジで熱いんで最高。
ストーリーにかなり絡んできたりするんで今までよりジムリーダーがかなり近く感じる気がします。ポケマスっぽいっすねそこは。
BGM
今作のBGMはかなり良作だらけです
正直SM・USUMはあんまり好きじゃないんです。
BGMのノリがあまりにポケモンっぽくないと言うか耳に残らない。
ただ今回はノリはポケモン!だし入れるべきところで適切なBGMを入れてきて熱い!
久々にサントラが欲しくなりました。
ライバル戦、先述のジム戦、町・道路と言い聞き心地がかなり良いです。
ただホップ戦、BGMが常に一定なんですけどどんなにシリアスな流れからでも
ポケモンコロシアムのミラーボみたいなBGMを流すのでちょっと軽すぎるし後半は変えても良かったんじゃないかな?とは思いました。いい曲ですけどね。
マルチ関連
最低ですね…
死ぬ程マルチがし辛い、特にフレンドとのマルチプレイ。
前はお互いを選んで交換開始すれば交換やバトルが始まったんですけど
今回は全てのプレイヤーで4桁のパスワードを使って同じパスワード同士でマッチングするんです。
アホか?
現時点でも違う人との誤マッチングが多い状況。
せめて桁数増やせよと思います。
そしてGTS(国際交換所)の削除。これでかなりポケモンを集めにくくなったんじゃないでしょうか。
自分の場合はTwitterのフォロワー等に協力してもらい交換して図鑑を完成させ、レイドバトルも協力しあえているのですが、Twitterをやっていない人は交換をしてくれるかも分からない相手とマッチングする運ゲーになるんですよね。
確かに皆と話し合いながら図鑑を埋めていくのは非常に楽しかったんですけど少し不便だなとは思います。
総評
便利な部分がかなり増えたように見えて不便な部分も出来た…というか過去作出来たことが出来なくなっていたりするのは大きな問題ですよこれ。
とはいえ、バトルの演出は良くなり、熱い部分もあるしやはりポケモンが好きだなぁ。と非常に楽しめました!
これからもポケモンゲットじゃぞ~~~~~~~~!!!!