こんにちは。
今から10年以上前の小学生の時の話です。
当時の僕は探検好きで色んな所に自転車で向かっては夕方遅くに帰る、そんな生活をしていました。
しかし門限と言う物はありませんでしたが、流石に夜遅くに帰れば怒られるというモノ。
なのであまりに遠い場所や夜の探検などは出来なかったんですね。
で、そんなある日、同級生のIの家に泊まりに行くことになり、ゲームや遊戯王カードを持って行き遊んだり飯を食ったり風呂に入ったりしたらいつの間にやら時間は夜遅くに。
しかし気が昂っているのもあり全然眠毛が来ず、Iの親は夜仕事に出て朝方に帰ってくるので大人が居ない状態でした。(お爺さんは確か居た気がする)
そんな状況、小学校もかなり近いしで小学校の深夜探検をしない訳がなく
自転車をゆっくり走らせIと小学校へ向かいました。(確か交番が近くにあったので怖かった)
…
いざ学校に着いてみると、なるほど雰囲気がガラっと変わる。
校舎自体古い建物だったので月明かりが当たらない裏側は怖かったのですが
表は月に照らされて風も出ている晩だったので何とも言えない魅力的な雰囲気が出まくっていました。
今思ったんですけど、中学の一時期廃墟に何故かハマったのはこういうところからかも知れないですね。
で、入る所あるかな~と探してたけどまぁ有るわけがなく、体育館の下の窓って言い方であってるかわかりませんけどあの鉄格子が付いてる小さい窓ももちろん開いておらず、校舎見にいってぶらついて帰るか~としようとしたその時です。
「あれ、開いてね?」見つけたのは体育館倉庫の滅茶苦茶高い位置にある窓。
中途半端に開いていたんです。ほんとに1~2センチくらい。
高い位置にあるしで先生が施錠を忘れたんですかね、ていうかそういうのってなんか点検表とかありそうなもんだけど
兎にも角にも子供、下手すると多分大人でも届かない小窓を自転車のサドルの上に乗った上でIを肩車して小柄なIを小窓にねじ込み、無事開錠完了。
深夜の体育館で大玉を転がしたりで運動会が始まりました。
…ただ跳び箱を出したら流石にバレるしなぁとか色々考えたせいで結局月明かりしか明かりが無い状態でのキャッチボールと言う滅茶苦茶ハードな遊びしかできなかったのでそろそろ帰ろうか、と僕は普通に脱出し、Iは施錠したうえで重なった体操マットから小窓に入り脱出。とんでもねぇガキだな。
普通に不法侵入だしこれは昔話にしても話してもいいもんなのかなぁと思ったけどガキがした事だしもう時効だろ、と思って書いてます。
ただとんでもねぇガキだな、と思うと同時に当時はまだ防犯センサーとかそういうモノが無かったんかも知れないですね。
終わり